任意整理の利息カットでは経過利息も免除してもらえるの?

「任意整理をするとこれから支払う利息を全額カットしてもらえる」という話は、見聞きしたことのある人が多いと思います。

任意整理で利息を0円にしてもらえるというのは事実ですが、「これから支払う利息」には将来利息と経過利息という2種類の利息が関わってきます。

この記事では、任意整理でカットしてもらえる可能性がある将来利息と経過利息に付いて説明していきます。

任意整理でカットできる利息には将来利息と経過利息がある

任意整理でカットしてもらえる「これから支払う利息」には、「将来利息」と「経過利息」という2種類の利息があります。

将来利息とは、任意整理の交渉によって和解が成立し、手続きがすべて完了した後に発生する利息のことをいいます。

一方、経過利息とは、任意整理を始めて和解が成立するまでの、交渉を行っている期間に発生する利息のことをさします。

また、経過利息に遅延損害金を含めて考える場合もあります。

将来利息よりも経過利息のほうが任意整理の交渉が難しい

任意整理の場合、将来利息は全額カットしてもらえることがほとんどですが、経過利息のほうは減額してもらうのが難しいケースがあります

というのも、仮に会社側が任意整理を断って裁判に訴えた場合、裁判の中で和解をすると、「将来利息については支払わなくていいけれども経過利息や遅延損害金は支払うこと」という内容になることが多いからです。

任意整理で経過利息をカットしてもらえるか決まる要素

任意整理で経過利息をカットしてもらえるかについては、交渉相手となる会社がどこの会社かに加えて、交渉する弁護士の腕前にも左右されます。

さらに、長期間滞納を放置していて多額の遅延損害金が付いている場合は、遅延損害金や経過利息を全額カットしてもらうのが難しくなります。

この他にも、借入をしていた期間が3年以下などの短期である場合や、最後に返済してから長期間が経過している場合なども、経過利息のカットが難しくなります。

まとめ

任意整理でカットしてもらえる利息には、交渉終了後に発生する「将来利息」と、交渉中に発生する「経過利息」の2種類があります。

将来利息は全額カットしてもらえることが一般的ですが、経過利息については全額カットが難しいケースもあるので注意してください。

経過利息のカットが難しいケースとしては、滞納が長引いて多額の遅延損害金が発生している場合や、借入期間が短い場合、最後の返済日から長い期間が経っている場合などがあります。